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みゅう厨武 ~ミューチューブ~

昭和生まれの私が平成生まれの若者へ捧ぐ

FX 買うべき(売るべき)タイミングを示す鉄板のシグナル

 たしなむ程度であるが、FXをやっている。リーマン・ショックのあった2008年からなので、9年めになるだろうか。開始当初は思うように利益が得られず痛い思いをすることも多かったが、長くチャートを見てきたことで「値動きの癖」が見えてきた。そこそこ利益につながるようにもなった。

 FXをギャンブルと捉えている人も多い。楽して金儲けをする手段という偏見を持たれているかもしれない。これは投資であり、株式や不動産と同じであると考えたい。資金運用を通じて経済を勉強しながら結果的に利益につながればよいのだ。へそくりの10万円がタンスの中に眠っているようであれば非常にもったいない。微額でもいい。運用していくに限る。FXをやることを後ろめたく考える必要はない。投資の1つとして十分挑戦する価値のあるものだ。

 私は趣味でゴルフをやる。アドバイスをしてくれるベテランの同僚、友人は多い。しかしアドバイスが上手い人と下手な人が両極端である。上手い人はポイントを絞って説明する。逆に下手な人というのは、あらゆることを指摘したがる。脇をしめろ、ボールから目を離すな、前傾姿勢を保て、フォロースルーを忘れるななど。個々の指摘が全て正しくても、全てを同時に直すことは不可能なのだ。FXも同じである。オシレータがどうとかファンダメンタルズがどうとか。仕事でも勉強でもスポーツでもダイエットでも、あらゆることに複雑な要因が絡んでいて、単純に解決できるものではない。それら要因全てを考慮しろ、分析しろ、適切に判断して実行しろというのは無理強いである。複雑なことを複雑なまま伝えるのは避けなければならない。アドバイスはシンプルに、適切なものに絞って伝え始めることが大切だ。

 私が数年FXをやってきて、これは鉄板というルールが幾つかある。誰でも簡単に実践できる効果の高い手法と思う。全てを伝えることはしない。シンプルでわかりやすいものを、かいつまんでお伝えしたい。FXを始めるきかっけにして頂ければ幸いである。

 

 FXだけでなく株でも同じだが、ものすごく重要なことがある。「買うタイミング」と「売るタイミング」だ。FXでどの通貨で取引するかはニの次だ。株でどの銘柄で取引するかもニの次だ。最重要事項、それは「取引のタイミング」なんだ。

 上がるのか下がるのか、皆目検討のつかないタイミングで取引をしてはいけない。いずれしっぺ返しをくらうだろう。ここから先は上がるはず、もしくは下がるはず、そんな見込みの高いタイミングを狙う必要がある。この適切なタイミングのことをシグナルという。シグナルが点灯したのを確認してから行動を起こそう。点灯していないうちはじっと待とう。私がお伝えしたいのは、数あるシグナルの中でも鉄板級のシグナルである。

 

1.長いヒゲ

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 上昇傾向が続いていて、どこで天井になるかなと考えよう。長い上ヒゲのついたローソク足が出現したら、そこが天井だ。これがシグナル。反転する。買いポジションがあれば売ろう。売りポジションを買おう。
 なぜ反転するのか。長いヒゲというのは、短時間で大きく値が動き、始値付近に戻ってきたということ。上昇傾向で来ていた場合、非常に大きい下降エネルギーが短時間で発生したということだ。上昇エネルギーが弱まったということである。もし弱まっていないなら、ヒゲは短いか、もしくは生えてこないのだ。ヒゲが長ければ長いほどエネルギーの方向転換の可能性は大きい。全く逆の下降傾向でも同じことが言える。長い下ヒゲができればそこが底である。

 

2.直前を包む反転ローソク足

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 長いヒゲが出現しなくても、反転するシグナルがある。上昇傾向のときに、ただ反転したローソク足(青)が出るだけではだめだ。直前のローソク足(赤)を完全に包んでしまう大きさを確認できたら、シグナル点灯である。逆の下降傾向の場合も同じ。直前のローソク足(青)を、反転したローソク足(赤)が完全に包んだら、である。
 ちなみにこの画像のケースは、直前だけでなくもう1つ前までも包んでしまっている。包んでいるローソク足が多ければ多いほど、エネルギーが蓄積され、反転しやすいと考えてよいだろう。

 

3.直後を含み続けるローソク足

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 先ほどとは逆に、ローソク足の直後に注目する。長いローソク足が出現した後に、その高値と安値を更新しない範囲で小さいローソク足が出現し続けることがある。この場合、高値もしくは安値を超えると一気にブレイク。ここがシグナル。高値を超えたら上昇方向へ、安値を超えたら下降方向へ大きく動くことが多い。高値と安値の間をくすぶっている時間が長いほどブレイクの仕方が大きく、短い場合は小さい。

 

4.並ぶ山・並ぶ谷

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 先ほどのような長いローソク足の有無は関係ない。画像のAとBのような同じ深さの谷が、もしくはCとDのような同じ高さの山ができることがある。この場合、谷底や山頂を超えた瞬間に一気にブレイク。ここがシグナル。山頂を超えたら上昇方向へ、谷底を超えたら下降方向へ大きく動くだろう。山頂や谷底の数は3つ以上でもよく、むしろ多いほうがエネルギーが蓄積されて、大きくブレイクしていくことが多い。

 

 

 

 取引はタイミングが命ということをまずは念頭において、FXに挑戦してみてはどうだろうか。ここで紹介したのは、私のFX歴の中で比較的よく見たパターンであり、かつ有効だと実感しているタイミング(シグナル)である。有効と思われるパターンは実はもっとたくさんある。有効パターンを多く持ち合わせるほど、その局面に遭遇しやすくなり、投資というよりトレードのようなこともできるようになるだろう。

 「またこのパターンか」と気づくことができれば、予想通りの値動きをすることが期待できるようになる。なぜかというと、取引をする投資家の心理状態やタイミングが、局面ごとに同じことを毎回繰り返し続けているからである。多くの投資家が自分流のルールを定めている。ルールに沿って取引をしているから、同じ状況で同じ取引の仕方をする。だから同じようなパターンが何度も繰り返されるのだ。

 

 2008年8月、私はFXの取引を始めた。簡単に利益が出るものと勘違いし、調子に乗り続けて3週間後、リーマン・ショックが起きた。塩漬けになったポジションは値を戻すことはなく、3日間で私は全貯金の95%を失った。勉強代にしては高すぎる代償だった。私は今年で43歳になるが、この時のことは人生の中でもトップ3に入る衝撃的な出来事して記憶に今も残っている。失ったものが大きかっただけに、学んだことも大きい。この時を教訓として私は節約家、貯蓄家となり、今では当時の貯金総額の6倍もの蓄えを作るまでになった。たしなむ程度で、適切な額で、しっかりルールを設けて行動していけば、FXは悪ではない。非常な有用な資産運用の手段になりうると感じている。少し飛躍するが、FXも人生も似たもの同士だ。自己管理、自己責任は当然のこと、常に危険と隣り合わせなのも同じだ。FXが上手くできないようなら、人生などもっと上手くいかない。そんなふうに思うのである。